小学校や中学校の理科では天体について学習します。理科では、天体以外にも色々な単元を学習しますが、その中でも、特に天体を苦手にしている人は多いのではないかと思います。私自身も天体を苦手にしていた一人です。十分に理解できないまま中学時代を過ごしてしまい、そのまま大人になってしまったのですが、この度、子どもに教えるために改めて勉強してみました。自分用の忘備録を兼ねて、わかりやすく(自分にとっては)まとめてみようと思います。今回は、太陽と地球と月編です。
星について
星には、色々な種類があります。今回は、恒星、惑星、衛星について説明します。恒星、惑星、衛星の定義は頻出問題だったと思うので、しっかり覚えましょう。
- 恒星(こうせい)…自ら光る星。例えば、太陽。
- 惑星(わくせい)…恒星の周りを回る(公転する)星。自分自身では光っていません。例えば、金星、地球、火星などは太陽の惑星です。
- 衛星(えいせい)…惑星の周りを回る(公転する)星。例えば、月は地球の衛星です。
上の図のように、太陽と地球と月の関係は、地球が太陽の周りを回っており、月が地球の周りを回っているということになります。上の図では、太陽、地球、月の大きさの比率はかなり適当に描いています。
太陽について
太陽はガスでできています。非常に高い温度で燃えて熱や光を出しています。
太陽は光線が強いので、直接見ると目を傷めます。太陽を望遠鏡で太陽を見ると、失明に至るケースもあります。太陽を観察するときは、遮光板を使って観察します。遮光板は、太陽の光を弱めるためのものです。望遠鏡で太陽を観察する場合、投影法を使って観察を行います。投影法は、太陽投影板に太陽を投影する手法です。
太陽には黒点という部分があります。黒点は、名前の通り、太陽にある黒いシミのような部分です。黒点は、温度が低いです。太陽の表面温度は約6000℃ですが、黒点の温度は約4000℃です。黒点は頻出問題なので、しっかりと覚えておきましょう。
月について
月は球形をしています。球形といっても、完全な球形というわけではなく、月の表面には、多くの窪み(凹み)があります。この窪みをクレーターといいます。クレーターは、隕石が衝突することでできたものです。クレーターも、頻出問題だと思うので、しっかりと覚えていきましょう。
月には、「海」と呼ばれる個所があります。月を見たときに、少し暗く見える部分が海です。海は、玄武岩で覆われています。玄武岩が黒っぽいので、暗く見えるようです。
月と地球と太陽の各種寸法
- 月の直径…約3500[km]
- 地球の半径…約6400[km]
- 太陽の半径…約70万[km](地球の半径の約109倍)
- 月と地球との距離…約38万[km](光の速さで約1.3秒)
- 地球と太陽との距離…約1億5000万[km](光の速さで約8分20秒)
動画で覚えよう!
太陽と地球と月は、天体の中でも基本的な部分になると思います。ここで躓くと、苦手意識ができてしまうかもしれません。天体は、高校になっても学習するなど、長期間にわたって学習します。最初に躓かないように、しっかりと理解しておきたいです。太陽と地球と月について学習するための動画として、「太陽と地球と月について学ぼう!」という動画をYoutubeに投稿しています。この動画では、今回の記事で記載した内容に加えて、確認テストもできるようになっています。インプットだけでなく、アウトプットも大事なので、ぜひ、動画も参考にしてください。