【理科】血液の成分をおぼえよう!【定期テスト対策】

血液の成分をおぼえよう!

 血液には、色々な成分が含まれています。血液の成分、その働きについては中学校の理科で学習します。血液は、心臓との関わりが深いため、心臓のつくりと一緒に学習するのがいいと思います。血液の成分の主要な点についてまとめるので、定期テストなどに活用していただければ幸いです。

目次

血液の成分

 心臓のつくりでも記載しましたが、血液は、細胞に栄養を与えたり、身体の老廃物を除去する役割を担っています。心臓から送り出された血液が全身を巡ることによって、各所に栄養が届けられたり、老廃物を除去したりすることができます。そして、血液の成分は、この役割を担えるような機能を有しています。以下では、血液の成分について解説していきます。

赤血球

赤血球

 赤血球は、血液のうち固形の部分です。赤血球には、以下の特徴があります。

  • 酸素を運ぶ。
  • ヘモグロビンという色素を持つ。ヘモグロビンは、酸素と結合します。これにより、全身の組織へ酸素を運ぶことができます。
  • 核を持たない。
  • ほとんどが骨髄でつくられている。
  • 直径が6~9[μm]。
  • 約450~500万個/1㎜3

白血球

白血球

 白血球は、血液のうち固形の部分です。白血球には、以下の特徴があります。

  • 体内に侵入した細菌を食べることで、身体を守る
  • アメーバ運動を行う。アメーバ運動は、細胞が形をかえながら動く運動です。仮足(かそく)という、足のような形状に細胞の一部を変化させて移動します。
  • 不定形で、核を持つ。
  • ほとんどが骨髄で作られている。
  • 直径が10~25[μm]。
  • 約6000~8000個/1㎜3

血小板

血小板

 血小板は、血液のうち固形の部分です。血小板には、以下の特徴があります。

  • 血液を凝固させて出血を止める。
  • 不定形で、核がない。
  • 骨髄内の細胞がちぎれてできる。
  • 直径が1~3[μm]。
  • 約20万~30万個/1㎜3

血しょう

血しょう

 血しょうは、血液のうち液体の部分です。血しょうには、以下の特徴があります。

  • 薄い黄色を帯びた液体。
  • 約90%は水。
  • 栄養物や老廃物を溶かして運搬する。

確認テスト

問1:血液の成分のうち黄色を帯びた液体を何というか。

問2:赤血球がもつ色素であり、酸素と結合するものを何というか。

問3:血液の成分のうち血液を凝固させて出血をとめる機能をもつものを何というか。

問4:血液の成分のうち体内に侵入した細菌を食べることで、身体を守るものは何か。

確認テスト解答

問1:血しょう

問2:ヘモグロビン

問3:血小板

問4:白血球

血液の成分を動画で学習しよう!

 教育動画チャンネルポテスクールでは、様々な学習動画をアップロードしています。「血液の成分をおぼえよう!~赤血球・白血球・血小板・血しょう~」では、血液の成分について学習することができます。スマホ1台あれば、通学中のバス、電車の中で空き時間を使って学習することができます。勿論、イヤホンをして学習してもいいですが、音を出さなくても学習できるようにしているので、イヤホンなしでも、周りを気にすることなく学習できると思います。「心臓のつくりをおぼえよう!~体循環と肺循環~」で心臓のつくりについて学習することもできます。こちらもご活用ください。

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