日食と月食について

日食と月食

 中学校になると、日食について学習するようです。私が中学生の頃には日食について学習することはなかった気がします。調べてみると、学習指導要領の変更に伴い日食について学習することになったようです。ただでさえ天体関係は面倒なのに日食まであるとは…
 我が子に日食について質問されたときに答えられるように、日食と月食について簡単にまとめてみました。

日食の原因

日食の原因

 日食とは、太陽が月に隠れてしまい、地上から見たときに太陽の全体、あるいは、太陽の一部が見えなくなってしまうことです。

 地球は、太陽のまわりを公転しています。月は、地球の周まわりを公転しています。このため、地球、月、太陽の位置関係は逐次変化しています。日食は、地球、月、太陽の全てが一直線上に並ぶときに起こります(上の図参照)。地球と太陽の間に月が位置していると、太陽が月に隠れてしまいます。これにより、地球から太陽を見たときに、太陽が見えなくなります。

日食の種類

金環日食

 日食には、皆既月食、金環日食、部分日食の3種類があります。太陽が完全に月に隠れてしまう日食を皆既日食といいます。見かけ上の月の直径が太陽の直径よりも小さく、月の外側に太陽の光がリング状に見える日食を金環日食といいます。月の公転軌道は楕円形なので、地球から月までの距離は変化しています。地球から月までの距離が短いときには月が小さく見えるので、月によって太陽の全体を覆えずに金環日食になります。地球から月までの距離が長いときには月が大きく見えるので、月によって太陽の全体を覆うことができ、皆既日食になります。
 太陽の一部が月に隠れる日食を部分日食といいます。金環日食とは違い、太陽の一部が欠けたようにみえます。

月食の原因

月食の原因

 月食も日食と同じように、地球、月、太陽の位置関係の変化によって起こります。月と太陽の間に地球が位置していると、地球の影に月が入ってしまいます。これにより、地球から月を見たときに、月が見えなくなります。

月食の種類

 月食には、皆既月食、部分月食があります。半影月食もあるのですが、今回は省略します。月の全体が地球の影に入ることを皆既月食といいます。月の一部が地球の影に入ることを部分月食といいます。

動画で覚えよう!

 日食と月食のような天体関係の問題は、覚えるのに苦労すると思います。ポテスクールの動画「日食と月食について学ぼう!」では、日食と月食についてわかりやすく解説しています!教科書ではわかりにくくても、動画で見ればわかりやすいということもあると思います!この動画では、今回の記事で記載した内容に加えて、確認テストもできるようになっています。インプットだけでなく、アウトプットも大事なので、ぜひ、動画も参考にしてください。日食や月食が起こる年には、日食や月食に関する問題が出題されやすいらしいです。日食、月食の起こる年には、しっかりと勉強しておきましょう。