中学2年数学【式と計算】練習プリント・演習問題・確認テスト用紙
中学2年数学【式と計算】の練習プリント・演習問題・確認プリントです。定期テスト対策や受験対策にご使用ください。
【式と計算】について
【式と計算】では、「単項式」と「多項式」、そして「定数項」について学びます。
単項式とは、例えば 3xや5のように、項がひとつだけの式のことです。一方、多項式は 3x+9や2x+2y+3のように、項が二つ以上ある式を指します。また、定数項とは式の中で文字を含まない項(数字だけの部分)を言います。例えば、2x+3の「3」を定数項と言います。
この単元では、式が単項式か多項式かを判別したり、多項式から定数項を見つけ出す練習をします。式の仕組みをしっかり理解することで、今後の計算や方程式の学習がスムーズになります。
【次数】では、式と計算における「次数」について学習します。単項式では、かけ合わされている文字の数をその単項式の「次数」と呼びます。例えば「4ab」は、文字が2つ(aとb)あるので2次です。
多項式では、各項の中で最も次数の高い項の次数を、その多項式全体の「次数」とします。例えば「4ab + 3a + 2」という多項式では、4abの次数が最も高いので、全体で2次式といいます。また、次数が1の式を1次式、2なら2次式、3なら3次式、4なら4次式と分類することも学びます。このようにして、式の次数を見極める力を養います。
【同類項】では、「同類項」の意味とそのまとめ方について学びます。同類項とは、文字の種類とその個数がまったく同じである項同士のことを指します。たとえば「4xy」と「8xy」は同類項にあたります。同類項は、数の部分(係数)をたし算・ひき算することでまとめることができます。たとえば「4xy+8xy」は「(4+8)xy=12xy」となります。
また、与えられた式から同類項を見つけ出して、整理し簡単な形に直す練習も行います。これによって、式の計算をより正確かつスムーズに進める力を養うことが目標です。基本的なルールを覚え、正しくまとめることができるようになることがこの単元の学習ポイントです。
【多項式の加法,減法】では、「多項式の加法と減法」について学びます。同類項(同じ文字・次数をもつ項)をまとめて、式を簡単にする方法を身につけます。
加法では、同類項同士を足し合わせて整理します。減法では、引かれる式の各項の符号を変えてから同類項同士をまとめます。計算練習を通じて、項の符号や係数の扱いに慣れ、複雑な式も正確に整理できる力を養います。これは中学数学の基本であり、今後の代数計算の土台となります。
【単項式の乗法,除法】では、「単項式の乗法と除法」について学習します。具体的には、数と文字がかけ合わされた単項式の計算方法を理解し、計算のルールに基づいて正しく処理できるようにすることが目標です。
乗法では係数(数字)同士、文字同士をそれぞれ掛け算し、整理します。除法では、分数の形に直すか、乗法に直して計算します。文字の指数法則も活用し、正確な答えを導けるよう練習を重ねていきます。
【多項式と数との乗法,除法】では、「多項式と数との乗法・除法」について学びます。具体的には、数と多項式をかけたり割ったりする計算の方法を理解し、分配法則を用いた展開や、逆に乗法に直して割り算を行う計算練習を行います。
例えば、3(a+b) のような形を展開することで 3a+3b となることや、(6x+3y)÷3のような式を項ごとに割ることで 2x+yになることを学びます。これらを通して、文字式の計算力を高め、式の意味をより深く理解する力を養います。
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