【中学理科】天気図記号をおぼえよう!

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 中学の理科では、天気図記号を学習します。天気図記号とは、天気、風向、風力などを記号で表したものです。暗記しておけば、得点源になるので、確実に覚えておきましょう。天気図記号を覚えるためのポイントを説明するので、皆さんが天気図記号を暗記する一助になれば幸いです。

天気を表す記号

 上の図は、天気図記号のうち天気を表す記号(天気記号)の代表的なものになります。気象庁では、快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、砂じん嵐、地吹雪(地ふぶき)、霧、霧雨、雨、霙(みぞれ)、雪、霰(あられ)、雹(ひょう)、雷の15種類に天気を分類しています。

 気づいた方もいるかもしれませんが、気象庁での分類には薄曇りがあるのに対し、上の図には薄曇りに対応する天気記号がありません。日本では、一般に、日本式天気記号が使われますが、日本式天気記号には薄曇りがないため、気象庁での分類と乖離が生じています。

 中学校のテスト、あるいは、入試で出題されるのは、日本式天気記号だと思うので、基本的には日本式天気記号を覚えておけばいいことになります。教科書に掲載されている天気記号も、日本式天気記号のはずです。

 上の図も天気記号です。上の図の天気記号は、ベースとなる天気記号の右下にカタカナが付されたものです。ツであれば「強し」を意味し、二であれば「にわか」を意味します。「ツ」が付いていたら天気記号+強し、「二」が付いていたらにわか+天気記号、「キ」が付いていたら霧雨、と覚えておけばOKです。ベースとなる天気記号さえ覚えてしまえば、比較的簡単なのではないでしょうか。

風向・風力を表す記号

 風向とは風の向きのことで、風力とは風の強さのことです。

風力

 上の図のように、風力は、0~12の13段階で表されます。数字が大きいほうが風が強いことを意味します。風力は、矢羽根の数で表されます。風力から記号を描く場合、風力7から風力8への変化など、矢羽根の位置が不規則に変化する場合を覚えておけば、あとは、順当に矢羽根の数を増やしていくだけです。記号から風力を読み取る場合、矢羽根の数を数えればOKです。

 風向は、16方位で表されます。「北東の風」といった場合、北東から吹く風のことをいいます。北東に向かって吹く風ではないことに注意が必要です。上の図のように、風向は、矢の向きによって表されます。上の図の場合、矢の向きが北東を向いているので、北東の風ということになります。

 風向・風力を表す記号は、天気記号と組み合わされて使います。上の図のように、天気記号に矢が刺さっているように表現します。上の図のように表記を行った場合、快晴、北東の風、風力4ということになります。

気温・気圧

 気温・気圧は、天気記号の左右に分かれて表記されます。天気記号の上に表記することが多いようですが、風向・風力の記号と重なり合うことを避けるために、天気記号の下に表記することもあります。左に気温、右に気圧を書きます。気温は、摂氏[℃]で表します。20℃であれば、上の図のように20と表記します。気圧[hPa]は、4桁の数値のうち下2桁を表記します。気圧が3桁の場合には、3桁の全てを表記します。1012hPaであれば、上の図のように12と表記します。999hPaであれば、999と表記することになります。

例題

 次の天気図記号が表す天気、風向、風力、気温、気圧を答えよ。

 [回答]
 問1→天気:晴れ、風向:南西の風、風力:5、気温:23℃、気圧:1009hPa
 問2→天気:雪、風向:北、風力:1、気温:2℃、気圧:1001hPa

動画で覚えよう!

 教育動画チャンネルポテスクールでは、天気図記号を学習するための動画として天気図記号をおぼえよう!を投稿しています。一問一答形式で天気図記号を学習することができます。問題形式で天気図記号を学習することができるので、記憶に定着しやすいと思います。短くまとめているので、タイムパフォーマンスにも優れる動画だと思います。天気図記号を覚えようとしている方は、ぜひ一度お試しください。