日本近海の海流を覚えよう【テスト対策】

日本近海の海流

 中学生になると、地理の授業で海流について学習すると思います。海流とは、簡単に言ってしまうと、海に生じる流れです。種々の要因により、海には一定の方向への流れが生じています。この一定の方向への流れを海流と呼んでいます。日本近海にも海流は生じており、日本近海の海流は定期テストの頻出問題だと思います(自分のときはそうでした)。今回は、テスト対策として覚えるべき日本近海の海流についてまとめてみました。

目次

日本の周囲の海について

日本の周囲の海

 海流の前に、日本の周囲の海について説明します。島国である日本は、四方を海に囲まれています。具体的にいうと、日本は以下の4つの海で囲まれています。

  • オホーツク海…北海道の北東に位置しており、樺太、千島列島、カムチャツカ半島等に囲まれている海。
  • 太平洋…日本の東に位置しており、南北アメリカ大陸、アジア、オーストラリア大陸に囲まれる海。三大洋の1つで、世界最大の大洋。
  • 日本海…日本の西に位置しており、日本列島とアジア大陸(ユーラシア大陸)との間の海。
  • 東シナ海…中国の東に位置している海。

 大まかな覚え方としては、東には太平洋、西には日本海、北にはオホーツク海、南には東シナ海といった感じです。

暖流と寒流について

 海流には、暖流と寒流があります。日本近海に流れる海流にも、暖流と寒流があります。

  • 暖流…低緯度から高緯度に向かって流れる海流。周囲の海水よりも温かいため、気温を高める。
  • 寒流…高緯度から低緯度に向かって流れる海流。周囲の海水よりも冷たいため、気温を低下させる。

 一般的には上のように定義がされていますが、厳密に言うと正確な定義とは言えないようです。ただし、一般的には上記にように定義されているので、上の定義で覚えて差し支えないです。というか、正確に定義するのも難しいようなので、上記にのように覚えるしかないのが現状です。

日本近海の海流

主要な海流
  • 黒潮(日本海流)…東シナ海から太平洋に入り、日本の太平洋側に沿って流れて房総半島沖から東に向きを変える海流。世界でも屈指の大海流。暖流。
  • 対馬海流…黒潮の分流で、対馬海峡から日本海に流入し、日本海で発達したもの。日本に沿って北上している。日本海で分岐が見られる。暖流。
  • 親潮(千島海流)…千島列島、日本の太平洋側に沿って南下して黒潮に接する海流。プランクトンが多く、魚介類を育成することから「親」の名が付けられている。寒流。
  • リマン海流…ユーラシア大陸に沿って日本海を南下する海流。リマンとは、ロシア語で河口を表す。寒流。
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動画で覚えるのもあり!

 日本の周辺の海や、日本近海の海流は数も少ないので、あまり覚えるのに苦労しないかもしれません。ただ、一度覚えたからといって、油断していると忘れてしまうのが人間というものです…

 ポテスクールの動画「海と海流と気団をおぼえよう!」では、日本の周辺の海と日本近海の海流について問題形式で学ぶことができます。問題形式になっているので、たまに見て、しっかりと記憶に定着しているかを確認するにはピッタリな動画だと思います。定期テスト対策などにぜひご活用ください。

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